スイスの中堅ブランド、オリスの時計。中古をオークションでゲット。
7317という型番から、またローターの刻印デザイン等、
少なくとも最近のものではないと推測する。00年代以前か?
ケースはSSの鏡面仕上げで磨きやすく、
到着当初、着いていた多少の擦れを綺麗にするのは簡単だった。
ラグの形状が古めかしい、なにやら昔の舶来時計を髣髴とさせる。
革ベルトはとりあえず、手持ちのリザード風のものをつけてみた。
これはこれでいいのだが、機会があれば、もう少し厚手のものを着けたい。
この顔を見て、ふと思い出したのはセイコースーパーだ。
この時計は50年代によくあった、中3針のデザインを参考にしているのではないかと推察する。
立体的なインデックス、淡いクリーム色の文字盤、ボンベダイヤルに沿ってたわむ針…
(もっともボンベダイヤルというほど、際立って盛り上がった文字盤ではないのだが)
ボックスガラスも昔のプラ風防を髣髴とさせ、古めかしさを際立たせている。レトロチック。
流石に夜光は弱弱しく、短時間光るとすぐ暗くなるが、古い物なのでしょうがないだろう。
おなじみのETA2824-2。
MIYOTA8215よりも、コレが入った時計の方がちょっと嬉しいのはなぜだろうか。
精度は一緒くらいなのに…
これは歩度微調整用のネジが付いていない、グレードの低い物のようだ。
入手時点では1日6・7秒と精度が安定しており、弄る必要はなさそうだ。
8000円程度なら安い買い物だったのではなかろうか。個人的に大変気に入っている。